WCT 88 McLAREN HONDA MP4/4 JAPANESE GP 1988 1/43

→ MONACO GP MOTE CARLO 仕様

 予選、決勝と最速。圧倒的な差でポールポジション。決勝はトップを独走し、50週目には2位プロストに52秒差をつける。59週目には最速ラップを記録。しかし、67週目トンネル手前のポルティエ・コーナーで謎のクラッシュ。そんな自分に腹を立てたセナは、ピットに戻らず自宅へ遁走した。もし、この勝利を手に入れていたらモナコ・マイスター・セナは幻の7連勝を歴史に刻んでいただろう。それでも、F1モナコ・グランプリ10戦中6勝(87,89,90,91,92,93) を記録している。あのミハエル・シューマッハでさえこの記録には届かなかった。

 このクラッシュの原因は今となっては誰にもわからない。しかし、その後のセナの走りは劇的に変わった。

 先ず、レースカーをモナコ・グランプリ仕様に変更するため資料集めから始めました。写真だけでは、予選仕様か、決勝仕様か判断できなかったため、昔のビデオを何度も見直しました。問題はサイド・ポンツーン・アウトレットの形状が変わっていることは容易に判断できるのですがシェルのロゴの配置が予選用と、決勝用で違っているようで苦労しました。結論はシェル・ロゴは前方、シェル・マークは後方と判断しました。つまり、TAMIYA製のプラモデルがモナコ仕様で参考になり正解でした。

  JAPANESE GP改造してMONACO GP仕様にします。改造点はターボシュノーケルを取り付けること、デカールを貼る位置を換えることです。 もう一つ大変な作業ですがラジエータの位置を変更しないといけません。それに伴いラジエータ・アウトレットの後方移動です。頑張ります。

 ボディカウルとアンダートレーをネジ止めし、左右のバランス調整をしました。

ボディカウルにサスペンション用、リベット用、サイドミラー・ステイ用の穴を開けました。

筋堀をしました。

セナはプロストより体が大きいため、ヘッドレストの出っ張りがありません、削り取りました。

サイドポンツーン・アウトレットの位置を後方へ移動させるため、ルータを使って余分な肉を削りました。

サイドポンツーン・アウトレットの形を修正するため、半田で肉付けをしました。

ルータを使って大まかな形の修正をしました。

TAMEO 純正のサイドミラー・ステイの位置が間違っていることに気づき半田を盛り穴を埋めました。

フロント・サスペンション・アッパーアーム、ステアリング・ロッドの取り付け位置の部分をを修正しました。

ターボ・シュノーケルの位置を決めました。

 TAMEO のこのキッとはロールフープ周りの作りがあまり正確ではありません。1/43 というスケールでは無理な部分も理解できますが、もう少し改良の余地があると思います。今回の製作にあったってこの点にポイントを置き改良したいと思います。

ロールフープ後部にあるアンテナ設置用穴を開けました。

このように素でロールフープを取り付けると大きさのバランスが悪いことが解ります。

 ロールフープを取り付ける前にその下の部分の下地処理をし、カウル取り付け用リベットの穴を開けました。

ロールフープの足下を少し削り、高さを低くして取り付けました。

全体の表面を粗めのペーパーで整えました。

ボディカウル、ヘッドレスト近くの穴を開けました。

 本来、ロールフープは車体についており、その上からボディカウル被せる形となります。そのためにロールフープはボディカウルの中から突き出しているように見えないといけません。このキットではボディカウルとロールフープの間に段差が無くその様には見えません。

 そこで今回は出来る限り、本物と同じように段差をつけ、ロールフープを修正していきました。結果、大きさが極限まで薄くなりました。

 サイド・ポンツーン・アウトレットに、ラジエータ用網、銅板を取り付け、モナコ・グランプリ仕様に仕上げました。

アンダートレーとボディカウルをあわせて全体のバランスを確認しました。

なお、フロントノーズの角が立ちすぎていたため、ペーパーで修正しました。

銅板に半田を肉盛りし、ターボ・シュノーケルを自作しました。

仮止めをし、バランスを確認しました。

ターボ・シュノーケルの吸入口を掘り込みました。

ターボ・シュノーケルに塗装のためのステイを取り付けました。

サスペンションに半田を肉盛りしてアールをつけました。

サスペンション、ドライブシャフト、フロント・ハブを仮止めし、バランスを確認しました。

タイヤ、ホイールを仮止めし、ボディの高さ、全幅を調整しました。

アンダートレー後部の厚さ薄くしました。

リア・アンダー・ディフューザー・フィンを取り付け、排気口を取り付けました。

リア・サスペンション・ロア・アーム、エンジン、ミッション、ブレーキ・冷却板を取り付けました。

フロント・サスペンション・ロア・アーム、フロント・ハブ、ブレーキ・冷却板を取り付けました。

コックピット製作しました。

ギアボックス最後部を製作しました。

リア・ウイング・ステイを取り付けました。

ステアリング、メーター周りを製作しました。

オイルクーラーを半田付けしました。

フラックスを落とすため水に浸けています。

このキットはフロント・ウイングが何故か2分割されているので、結合します。

半田を盛ってフロント・ウイングをつなぎ合わせ、ヤスリで表面を整えました。

次に、フロント・ウイング主翼と補助翼を分離します。

フロント・ウイング補助翼を切り離しました。ボディカウルへ仮付けしてみました。

同じく、リア・ウイングも主翼と補助翼を切り離します。

リア・ウイング補助翼を切り離し、表面をヤスリで整えました。

フロント・ウイング主翼に翼端板を取り付けるため、ボディカウルに仮付けし、角度を決めました。

フロント・ウイング主翼と翼端板を半田で固定しました。

フロント・ウイング補助翼を銅板を使って製作します。

フロント・ウイング補助翼を半田で固定しました。

リア・ウイング主翼と翼端板を半田で固定しました。

余分な半田をヤスリで削り取りました。

1枚目のリア・ウイング補助翼を半田を使って取り付けました。

2枚目のリア・ウイング補助翼を半田を使って取り付けました。

フロント・ウイング補助翼の中心部分を取り除き、ボディカウルに取り付けられるように調節しました。

これまで製作し部品を仮に組み立ててみました。

ここで小休止

ツール類のオーバーホールをして再開しました。

ホイールにフィニッシャーズ・カーボン・ブラック・マットを吹きました。

アンダートレーにフィニッシャーズ・カーボン・ブラック・マットを吹きました。

ステアリング、メータ周りにつや消し黒を吹きました。

ボディカウルにホワイトサーフェイサーを吹きました。

フロント・ウイング、リア・ウイングにホワイトサーフェイサーを吹きました。

ターボシュノーケルにホワイトサーフェイサーを吹きました。

Z model ミラー枠を取り付け、 0.5 mm の洋銀線を刺し、ホワイトサーフェイサーを吹きました。

ボディカウルにフィニッシャーズ・ファンデーションホワイトを吹きました。

フロント・ウイングにフィニッシャーズ・ファンデーションホワイトを吹きました。

リア・ウイングにフィニッシャーズ・ファンデーションホワイトを吹きました。

サイド・ミラーにフィニッシャーズ・ファンデーションホワイトを吹きました。

ターボシュノーケルにフィニッシャーズ・ファンデーションホワイトを吹きました。

 タイヤにマーキングを吹きました。


*最近のショップ製作品はプロが製作したにもかかわらず、マーキングにデカールを使っているのがどうも納得がいきません。絶対に吹きつけが良いですよね。
 ついでにキットを素のままで製作しているのに値段が高すぎる!酷い!せめてショップ専属のプロが製作しているなら、世界で一台しかないものを作って欲しいなぁ・・・・。(どうせ私は購入しないので関係ないけど。)

*セナのすべてのグランプリマシンを製作するのが夢です。
 

久しぶりに製作再開しました。マールボロレッドを吹くため、マスキングをしました。実を言うと製作中断期間が長すぎたのでボディカウルの塗装は最初からやり直しました。

フィニッシャーズ・MP4 レッドを吹きました。

細かなところを修正しました。ターボ・シュノーケル取り付け、ウインドウ・スクリーン取り付け、サイドミラー取り付け、ラジエータメッシュ取り付け。

スミ入れをして、デカールを貼りました。全体的にデカールは大きめですね。何とか無事に貼ることが出来ました。

その上から軽くクリアを吹きました。

 

この先、完成するまで写真を撮るのを忘れていました。解説だけ書きます。

リア・ウイング・フラップ・ステイを取り付けました。

「精密屋」ウレタンクリアを吹きました。

#2000ペーパー研ぎ出し。

50ミクロン・コンパウンド研ぎ出し。

0.5ミクロン・コンパウンド研ぎ出しをしました。

ボディ・カウルにステアリング・メーターを取り付けました。

シートベルト・デカールを貼りました。

上からクリアを塗装しました。

ホイール・ロゴ・デカールを貼りました。

上からフィニッシャーズ・フラット・コートを塗装しました。

ボディ・カウル、フロント・ウイング、リア・ウイングにつや消し黒を塗装しました。

同じ場所にフィニッシャーズ・カーボン・ブラック・マットを塗装しました。

スキッドを塗装しました。

フロント・ノーズ 5 カ所にリベットを打ちました。

サイド・ポンツーン前のボードに左右それぞれ 4 カ所リベットを打ちました。

アンダートレーにボディ・カウル固定用リベットを左右それぞれ 2 カ所打ちました。

フロント・ウイングとボディ・カウルを接合しました。

テール・ランプを取り付けました。

アンダートレーにドライブ・シャフトを取り付けました。

ボディ・カウルとアンダートレーを接合しました。

リア・サスペンション・アッパー・アームを取り付けました。

リア・ブレーキを取り付けました。

ロールプーフにキル・スイッチを取り付けました。

キル・スイッチを赤に塗装しました。

ロールプーフ後方に自作アンテナを 2 本取り付けました。

アンテナの付け根部分に細いパイプを取り付けています。

タイヤ・ホイールを取り付けました。

フロント・サスペンション・アッパー・アーム、ステアリング・ロッドを取り付けました。

エアー・バルブをホイールに取り付けました。

ホイール固定用六角ナットを取り付けました。

リア・ウイングを取り付けました。

 

完成

嫁入り先が決まりました。嫁いでも大事にして貰って下さい。

2013.01.04.売却

McLAREN HONDA MP4/4 AYRTON SENNA

1988 JAPANESE GP

→ MONACO GP MOTE CARLO 仕様

S/N 115 2012.12.01.